再テストモード

結合・システム・シナリオ・受入テスト工程において発生する再テストを管理する機能です。

※本マニュアルでは同じテスト工程内で既に実施済みのテストを再度実施することを「再テスト」と呼びます。

再テストを計画した際の画面イメージ

再テストの実施待ちの実行ステータスは「再」と表示されます。

image

再テストの設定を有効にする

再テスト機能はデフォルトで無効になっています。

「サービス設定」>「テストの基本設定」画面から有効化できます。

注) 再テスト機能は、一度有効化すると無効化できません。

集計機能(※)の挙動の変更が大きいため、既存のサービスでの有効化は非推奨です。

※進捗画面での項目変更、それに伴うCSVフォーマットの変更などがあります。

再テストの設定画面(サービス設定 > テストの基本設定)

image338

再テストを計画・実施する

再テストを計画・実施する

テスト実行画面上・テスト仕様書アップロードで、再テストの計画・実施ができます。再テストする実行セルを選択し、「再テスト計画」をクリックすると再テストの計画ができ、ステータス画面の右上に再テストのバッジが表示されます。

再テストを計画した際の実行画面のイメージ

image


Excelのテスト仕様書の実行結果列に「再テスト」と記載して上書きアップロードすると再テストステータスして取り込まれます。

※上書きアップロード時に対象ケースが「未実行」の場合は取り込みができません

image *

再テストを取り消す

誤操作等で再テストステータスに変更してしまった場合はセルを選択して「再テスト計画」ボタンの▼をクリックし、「再テスト計画の取消」を選択すると再テストを取り消すことができます。

注) 再テストのステータスから別ステータスに変更すると「再テスト計画の取消」ができなくなります。

再テスト計画取消のイメージ

image

再テスト時に編集セルを記録する

再テスト計画時に備考やメモ等で記載したセルを再テストのログとして残すことできます。

image

※設定方法

テスト管理画面を開き、任意のテスト仕様書を選択し>シート設定>列設定を選択します。

実行ログとして残す編集可能ラベルの列の「対象実行結果列」に実行結果列に選択すると、

設定した実行列が再テスト計画をしたい際に、編集可能セルが実行ログとして記録されます。

image

再テストの状況を確認する

テスト実行画面で再テストの過去の実行結果を把握し、プロジェクト情報画面や進捗画面で再テストを含めた実行状況を確認します。

過去の再テストの実行ログを確認する

再テスト前の実行ステータスを確認する

カラム設定で「実行ログ」、「実行ログ備考」を有効化させると再テスト前の実行ステータスと再テスト時に記録したテキストが表示されます。

実行ログ・実行ログ備考のイメージ

image

過去の再テストのステータスを全て確認する

ステータス右上のバッジから過去の再テストの履歴をすべて確認できます

image

再テストの実行ログをダウンロードする

過去の再テストの履歴はテスト管理画面からダウンロードします。

任意のテスト仕様書を選択肢後に「ダウンロード」 > 「テスト仕様書ダウンロード」

を選択し、ポップアップで以下の設定をすると再テストの実行ログを含んだテスト仕様書をダウンロードします。

ファイルフォーマット

「結果、実行者、日付を1つの列に出力する」または「結果、実行者、日付を別々の列に出力する」

オプション

「実行ログを出力する」を有効にする

ダウンロードしたExcelファイルの実行ログのイメージ

image

ダウンロードの設定イメージ

image

プロジェクト内の再テストの実行状況を確認する

再テスト機能を設定した場合、進捗管理やプロジェクト情報等の各画面で再テストの数を含めた値が表示されます。

CATではテストの進捗を「総テスト数」と「総ケース数」で集計しており計算方法は以下の通りです。

総テスト数

実行ログを含めた全て値を集計した数

総ケース数

実行ログを含めない現在の実行ステータス数を集計した値

image348

各画面の表示内容について
項目 説明

プロジェクト情報画面

テスト数が表示され、進捗率 (件数ベース)は 「消化数 ÷ テスト数」の値が表示されます。

テスト管理画面

テスト仕様書一覧の表示モードとして以下の2種類の集計方法が選択できます。

  • ケースベース:ケース数が表示され、進捗率は「消化数 ÷ ケース数」で表示されます。

  • テスト実行ベース:テスト数が表示され、進捗率は「消化数 ÷ テスト数」で表示されます。

全体進捗画面

  • ケースベース:ケース数が表示されます。

  • テスト実行ベース:テスト数が表示されます。

  • 工数ベース:テスト数で計算した値が表示されます。

  • 項目ベース:テスト項目単位で計算します。

  • 障害発生数:障害数 / ケース数 の値が表示されます。

詳細進捗画面

> テスト仕様書 実績/予定

> テスト環境 実績

テスト数が表示され、進捗率等はテスト数で計算された値が表示されます。

分析 > 信頼度分析

テスト数が表示されます

プロジェクトレポート

テストケースステータス の部分のみケース数が表示され、他の部分ついてはテスト数が表示されます。